かけ出し日本語教師 in 中国

28歳独女、中国で奮闘中です

2週目

授業です
こんな記事タイトルにすると、まるで妊娠週かのようですが、授業です。
まあ妊娠2週目なんてきっと気づかないレベルなんだと思いますが…ちなみに未婚、彼氏なしです、どうでもいいですね笑

日本語教室での新クラスの担当、昨日は2週目でした。


人数が…
学校からは、このクラスは5人だと聞いていました。
私が授業をしなかった初回と合わせるともう3週目になるので、欠席で人数が減ることはあっても、増えることはないだろう、と。
そう思っていました。
だからプリントも、自分のを含めて6枚しか用意していませんでした。

始業時刻になって、前回いた人が2人おらず、前回いなかった人が2人やってきました。
この時点で教室に学生が5人。おや…

初対面の2人に名前と状況を聞きました。
1人は来週からもこのクラスに参加し、もう1人は自分のレベルに合うクラスを見極めるために、今日は見学に来たとのことでした。

そして10分後、前回いたうちの1人が遅刻してきました。
教室には学生が6人。
焦る私「プリントたりない(°_°)(°_°)」

この学校では、10分休憩を2回挟みながら50分授業が3コマ連続で行われます。
6人の学生とともに1,2コマ目が終わり、さすがに3コマ目に来て人数が変わるとは予想だにしていませんでした。

2回目の休憩をしていると、教室にいた学生がドアを指して「先生」と声をかけてくれました。
見るとまたニューフェイスの学生が…!

なに食わぬ顔で入室してきたこの学生、名前を聞いてみると名簿には載っていない学生でしたが、来週からもこのクラスに来るとのこと。

これまでの人数変更のこと、一つも聞かされていなかったので、そのたびに動揺してしまいました/(^^)\
堂々と振る舞えてたかな…

こうして徐々に学生数が増え、最終的に7人の学生と授業をしました。
最後のタスクでプリントを使う予定でいたのですが、自分の分として持ってきていたものを含め、6人分配布しました。

見学で来ていた学生が「私は見せてもらいます」と言ってくれたので、幸いにもそれでタスクをすることができました。

授業経験の少ない現在の私は、学生とうまく打ち解けられるかどうかも大きな不安要素となっています。
初対面の学生が何人もいるという状況は、けっこうドキドキしてしまうのです。


教室の雰囲気づくり
受講生の人数の変動でプリント枚数が足りなくなる事件はありましたが、今回の授業は前回よりも雰囲気よく進むことができました。

前回から受講している学生のおかげもありました。
どんな反応をしてくれるか私もだいたいつかんできているので、反応を予想した声かけができます。
たとえば、私が冗談を言う、さじ加減ができるのです。

ですが、今回初めて会った学生の力も大きかったです。
積極性があって、自分から質問したりウケを狙ったような面白い解答をしてみたりと、教室の雰囲気形成に大きく貢献してくれました。

結局、焦っていたのは私だけでした。
学生のおかげで、私による雰囲気悪化を回避することができました。


計画に沿って、必要な学習項目を教えること。
外国語の指導において、これは外せないポイントでしょう。
ですが、淡々と学習していくだけでは、飽きます。
よほど言語学習が好きだったり必要性に迫られない限り、絶対飽きるし楽しくないと思います。
自分の意志で学校に通っている学生ばかりではないでしょうから…

お互いに外国人同士である私と学生の間では、大袈裟に言えば、異文化コミュニケーションが行われていると思います。
お互いに新しいことを教えてもらう場として、楽しく明るい雰囲気のほうが相手のことを受け入れやすいと思います。
それから、たとえ異文化でなかったとしても、数時間同じ空間にいて話をする相手とは、雰囲気よくコミュニケーションがとれるに越したことはないと思うのです。


ごちゃごちゃと書きましたが、私が言いたいのは、外国語学習における雰囲気づくりは大事だということ!
学生たちに助けられて、感謝したいということ!

今回身をもって学んだことです!